Q 大谷派と本願寺派の違いは?

A もともと教義的なことで分派したわけではないが、さまざまな違いがある。
両派の違いは、お内仏(仏壇)の荘厳(おかざり)のしかたを見れば一目瞭然。亀の背中に乗った鶴が口にれんじく蓮軸をくわえた姿のつるかめ鶴亀しょくだい燭台(ろうそく立)があれば大谷派。これに対して本願寺派では、銅に漆塗りのせんとくせい宣徳製の燭台が用いられる。
また、焼香の回数も、大谷派では二回、本願寺派では一回と決められている。
本山の伽藍配置も、御影堂と阿弥陀堂の位置関係が逆になっている。大谷派では阿弥陀堂が左である。さらに、堂内の外側の柱が大谷派は丸、本願寺派は角、畳の敷き方も大谷派は縦、本願寺派は横になっている。
このほか、たとえば、もんしゅ門首(大谷派)ともんしゅ門主(本願寺派)、御文(大谷派)と御文章(本願寺派)—-蓮如の有名な書簡—–など、呼び方が違っていたり、僧侶の衣の色が違う。『正信偈』をはじめ読誦する勤行本は同じだが、節まわしに違いがある。